<研究調査用特殊機器 HOGA 超極細温度計プローブ>

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HOGA
超極細温度計プローブ


納期 :2週間 受注生産(基本)
※ 在庫数はこちら ※


 写真上:φ1㎜タイプ シリコンチューブ       
写真下;先端径φ0.25mmのプローブ(針型)
直径2.2mmの爪楊枝と並べて撮影しました。

1㎜から0.25㎜までは針先加工が可能です。
特注受注時にご依頼ください。
20240614

プローブは全てK熱電対です。
☆φ1mm、φ0.5mm、φ0.25mm、φ0.15mm、0.015㎜(素線)があります。
☆外側は、SUS316の溶接品になり、溶接仕上がり品の標準は先端がほぼ三角錐の形状です。
☆先端形状は、三角錐、針先、球状から選択できます。
☆細いプローブになるほど、顕微鏡下の製作で高額となります。
☆ 15μ 0.015㎜タイプの製品は、素線タイプで先端被覆もなく、写真と形状が異なります。
  約0.225㎜の接触で、表示器に温度を伝えます。力を加えると破損します。
  拡大鏡をかけて操作してください。破損しても修理不能です。
先端丸型は在庫なし。受注生産で割高です。

≪使用例≫
☆小動物の直腸温度測定・昆虫の体温測定・植物の茎の中から出る液の温度測定などに使われる超極細の温度計プローブです。
☆先端部から直径の15倍長を接すると約99%の精度、10倍長で98%の精度を温度表示装置に伝達します。
☆針先使用の場合、尖らせた部分が長くなるので、分だけ測定有効長がさらに長くなります。

≪付き挿しタイプで使われるのは、針形です。≫
針先だからと、何にでも突き刺さるというわけではありません。針先でも、硬いと刺さりません。
昆虫の体温測定や、植物の茎の中から出る液の温度測定には、あらかじめとがった針で下穴を開けてから、先端部の形状が針形のものを利用し、内部温度の測定をします。
そうして使わないとと、プローブ自体が細すぎるので、曲がってしまいます。

☆昆虫の体温測定などには、先端を鋭利に尖らせた針型を使用。
2本の素線を先端でつなぎ、導通させて測温。針先のは、先端部長が長くなります。
☆狭い場所や小動物の体温測定には、先端部が球に近いタイプを製作します。
☆爬虫類、両生類、哺乳類などに使用する先端部が丸の直腸温度計の仕上げ品は、φ1㎜タイプかφ0.5㎜になります。
※先端部の形状を先端形状をお決めいただき、丸型か突き刺し用の針型かをご指定ください。

HOGA超極細温度計プローブ 受注生産 在庫・価格・仕様表  2024,7,5
  ※基本は受注生産加工品です。 納期20日間。
  ※発注時に先端形状をご指定下さい。 三角錐型、丸型、針型 必ずご指定下さい。
    (φ0.25㎜以下のプローブは素線になり、先端形状は選べません。
  ※顕微鏡下の加工製作の逸品で、折れたら修理はできません!
  在庫欄記入例  
(5)…5本製造中  (2)…2本の予約
  ※本数割引きします。
 型番  太さφ  先端形 概算 メモ 在庫
 15μ×10L K0.2φ 素線 (φ0.015mm)  15μ 溶接 \55,000 受注生産 0
 SK0.15φ×50L-1m 0.15mm 溶接 ¥52,000 受注生産 0
 SK0.25φ×50L-1m(※1) 0.25mm 指定 \43,000 受注生産 0
 SK0.5φ×50L-1m (※1) 0.5mm 指定 \30,000 受注生産 0
 SK1.0φx-50-1m SR-SMP (※1) 1.0mm 指定 \23,000 受注生産 0
 ※1 柔らかなシリコン被覆保証導線(コード1m)付きタイプです。
 
※ φ0.5㎜やφ0.25mmは、蝶をはじめ昆虫などの筋肉温度、体温の測定に利用されました。
 
※ 1LOT 2本製作で追加値引きになります。特殊品につき、基本は受注生産です。


≪別売り≫ 応答速度の速いK熱電対用温度表示器 

超極細温度計プローブの温度をスピーディーに表示するデジタル温度表示器をご案内しています。ダイレクトに温度計プローブを接続。
詳しくは高性能デジタル温度計 (定価¥30,000)をご覧ください。


「生きている昆虫の体温測定」や「植物の体温的温度測定」に放射温度計をお使いになる方がおられますが、実際はその測定結果が昆虫や測定物の表面温度を測定しているとしか言えません。

そこで、特注で何とか超極細の温度測定用プローブを作ってくれないかと1996年頃に製作依頼があり、その後工夫を重ねて供給を続けています。この超極細温度測定用プローブは、国立大学や研究機関に納入し論文作成の機器として利用されました。HOGAではこれらの研究用に「超極細温度計プローブ」を製作して納入しています。
直径の15倍にあたる長さを測定物に挿入する事で、測定物の99%の温度を表示器に伝達します。
応答速度の速い表示器を使用し、当然電池も新しくなくてはいけません。

多くの昆虫の場合、人や動物の直腸温度を測定する時のようにその体内に関節などの位置や腹部に温度計のプローブ(センサー)を突き刺します。昆虫の成虫に超極細温度測定プローブを刺して測定すると、ダメージはあるでしょうがすぐに死ぬ事もどうやら少ないようです。
しかしチョウの幼虫などの場合、体液が出て止まらない場合、ウイルスの影響が出たりして死んでしまうかもしれません。
このような場合、研究機関などでは、相当に多い数の幼虫を確保し、死亡するのを承知で一度に5~10個体以上測定されているのではないかと思います。

多くの昆虫の体内温度測定は、昆虫標本針では0号と呼ばれる微針の先端で、胸部と腹部の境目などに下穴を開け、その穴から超極細プローブを挿入されています。
植物体の内部温度が体温と同じであるとするならば、樹液や草から湧き出る液体(水分)を血液のように見立てることができるでしょう。ですから、植物の茎などに微針で穴を開け、その中に「超極細温度計プローブ」を挿入して測定をされます。

昆虫類では、アゲハチョウやモンシロチョウ、スジグロシロチョウ、タテハチョウの仲間、トンボ、その他にもカブトムシなど甲虫の体内温度測定に使用されたように記憶しています。樹木、草本では、樹木内部の温度(体温?)を簡単に測定できないため、小さな穴を開け、そこから出る樹液の温度を測定されました。

超極細温度測定用プローブは、直径の15倍長の長さを差し込み感温させると90%以上の精度でその温度を表示器に伝達します。細いほど差し込む深さが浅く済み、ダメージも少なくなります。昆虫や草本にできるだけ丁寧に針で穴を開け、すばやくプローブを差し込んで温度の測定をします。温度の表示器も応答速度の速い機種を既に選んでいます。

極小の動物、ヘビやカエルその他の直腸温度プローブなど、どこを探しても存在しません。そこで、ご自分で先端針先のプローブに「半田」を溶かして、先端を球状にして溶着して使用されます。あまり大きな球にすると、感度も悪くなるし、引っかかりやすいでしょう。加工時にご配慮ください。

医学で使用する直腸温度計は、サーミスタ温度計タイプです。これは、測定プローブ部の温度を、正確に伝達してくれるので、さまざまな分野で利用されています。ただ、プローブの形状や構造がほんの少し変わっただけでも、測定値を保証できなくなってしまいます。そこで、K熱伝対のような表示器が必要になったわけです。

HOGA超極細温度計プローブは、K熱伝対です。ですから測定温度の表示器もK熱伝対用になります。測温部位の温度を、内部の素線がK熱伝対の温度表示器に温度を伝えます。K熱伝対の弱点としては、表示器が置かれる外気温の差がとても大きい時に、残念な事に誤差が発生します。超精密に測定するならば、表示器を測定使用時に環境温度にさらしたり、保温したりした方がいいと過去に助言を受けました。
しかし、たいていの先生方に氷やお湯の温度を「水銀温度計」や「サーミスタ温度計」で確認しながらこのHOGA超極細温度測定用プローブでも測定していただきました。その上でのことですが、再現性はかなり良いと考えております。

HOGA超極細温度計プローブは、品名の通り「超極細」に手作りで仕上がっています。顕微鏡下の特殊製作で、折れるとつないで補修することもできません。
プローブには、素線がいがんでしまわないように、スプリング取り付け加工をしてあります。それでも破損する事がありますので、大きな力で押し付けてご使用にはならないでください。



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